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靖国問題/高橋哲哉 [本]

貧しい者の心を巧みに取り込み、死者への憂いを「名誉の戦死」を讃えられた感激に、満足に変えていく「感情の錬金術」を学びました。他人の税金を使ってカルト集団と同じではないか。
そして絶望的なのは、我が子の、夫の死を、「名誉の戦死」を支えに生きている方がいることです。
いまもし大元帥陛下自ら祭主と為せ給いて非常の祭典を挙げ給わんか、死者は地下に天恩のありがたきを謝し奉り、遺族は光栄に感泣して父兄の戦死を喜び、一般国民は万一事あらば君国の為に死せんことをこいねがうなるべし。多少の費用は惜しむに足らず。くれぐれもこれ盛典あらんことを希望するなり。(戦死者の大祭典を挙行す可し/福澤諭吉)

金を掛けて、役者をそろえて芝居を打てば、必ず国民をだまして、国の為に死ぬことが名誉だと信じ続ける。
植民地を広げるには軍隊、国家の為に喜んで死ぬもの、窮乏を喜ぶものをつくる。なんと判りやすい為政者、支配層の考え方であろうか。
今も全く変わりは無い。軍事で帝国を広げようとする輩は。手を変え品を変え、人の心を奪って行く。

国家カルトに罹らないために是非。
タグ:靖国 反戦
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