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貧困大国アメリカ/堤未果 [本]

聞きしに勝る惨状。
日本のマスコミも含めて、如何に危篤状態を隠し、アメリカを自由と富の象徴とイメージさせ、刷り込ませているかを思わされます。
子供一人を出産して200万円、それも日帰り出産。それに掛ける医療保険が年間で100万円を超える。一回の盲腸手術で破産とは。

2005年度のアメリカ国内貧困率(年収2万ドル以下)は12.6%、うち18歳以下の貧困児童率は17.8%。約6人に一人。(p14)

アメリカ国内で「飢餓状態」を経験した人口は3510万人(全人口の12%)、うち2270万人が成人、1240万人が子供である。(p28)

盲腸手術入院の総費用
ニューヨーク 243万円 入院日数1日
ロサンゼルス 194万円 入院日数1日
ロンドン 114万円 入院日数5日 (p66)

医療保険の掛け金。。。4人家族の掛け金は平均で年額11,500ドル (p68)

私の出産は日帰り出産です。入院すると一日大体4000ドルから8000ドルかかるんですもの。。。入院出産費用の相場は15,000ドルだ。(p71)

医療保険未加入者の数は2007年度で4700万人 (p91)

若者たちが誇りをもって、社会の役に立っているという充実感を感じながら自己承認を得て堂々と生きられる、それが働くことの意味であり、「教育」とはそのために国が与えられる最高の宝ではないでしょうか? 将来に希望をもてる若者を育ててゆくことで、国は初めて豊かになっていくのです。学びたいという純粋な欲求が、戦争に行くことと引きかえにされるのは、間違いなのです。(p141)

文書の中でカトリック貧困者救済労働組合は、「共産主義思想予備軍」という注意書きがつけられていたという。(p174)

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