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キリスト教入門/矢内原忠雄 [本]

もしも、キリスト教を信ずるためには、一とおり他の宗教も研究してからということであれば、たとえば仏教を研究するだけでも一生かかるであろう。いわんや、研究だけでは仏教もわからない。仏教も一つの宗教である以上、仏教を信仰しなくては、仏教はわからないであろう。各宗教を比較研究した上で、自分の宗教を選定するという態度は、信仰の本質に対する全然の誤解であって、今苦しんでいる人をただちに助ける力でなければ、信仰とは言えないのである。
こういうわけで、どの宗教を自分の宗教として選ぶかという問題は、実は、自分がどの宗教によって選ばれるかという問題である。自分がキリスト教を信ずるのは、広く他の宗教を研究して、比較した上のことではない。ただ自分がキリスト教の前につれて来られて、その真理を示され、キリストに対する愛を呼び起こされて、それを信じたのである。信仰的に言えば、神の恩恵によるのである。(p41-42)
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もしかすると、この時のため/際に立つエステルとその勇気/遠藤嘉信 [本]

信仰というのはトンネルの先に明かりが見えている中での余裕やゆとりから来るものではなく、やみの中で、もがきながらも、見えない神の臨在とその慈愛に満ちた働きを信じることです。そして、用いられるかどうかわからないにしても、主の御用のためにその時その時、勇気をもって自分自身を差し出していくことではないでしょうか。(p66)

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妻と最期の十日間/桜井和馬 [本]

「闇」の領域に足を踏み入れている彼ら宗教関係者は、服装こそ違うが、どちらも同じように『澄みきった」きれい過ぎる目をしていた。迷いなきその眼差しに、私の背筋は凍った。双方とも、敵を殲滅することに、砂一粒の躊躇も感じていなかったからである。(p193)

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風をつかまえた少年/14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった [本]

風をつかまえた少年/14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった/ウィリアム・カムクワンバ/ブライアン・ミーラー/田口俊樹

もし飛べないなら、走りなさい。走れないなら、歩きなさい。歩けないなら、這っていきなさい。(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)(p368)

重要政策は三つある。それは、教育、教育、教育だ(ブレア首相/イギリス)(p379)


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そうか、もう君はいないのか/城山三郎/新潮社 [本]

もちろん、容子の死を受け入れるしかない、とは思うものの、彼女はもういないのかと、ときおり不思議な気分に襲われる。容子がいなくなってしまった状態に、私はうまく慣れることができない。ふと、容子に話しかけようとして、われに返り、「そうか、もう君はいないのか」と、なおも容子に話しかけようとする。(p133-134)

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「もう、ひとりにさせない」 出版記念講演会 [本]

奥田知志師 2011年5月27日 於) 恵泉バプテスト教会
震災の惨状を見て、「神も仏もあるものか」と多くの方が思うだろう。
他の宗教は信仰によって苦難が除去できると教える。
キリストは、「十字架は神に捨てられたキリストの姿」であり、苦しまれる神だけが私たちを助ける。
苦難のなかにあって、キリストとともに生きる。
震災以来、『絆』がもてはやされている。絆(きずな)には『傷』が伴う。
傷のない、安全・安心な絆はない。他人を自己責任として切り捨てるところに『絆』はない。
人がひとりで生きるのを支える。1人で生きられるように支えるのが絆。
逆に、情や依存関係、みんなでガンバロウを絆とはき違えている。
マルコによる福音書 8章22-26節から
イエスさまは盲人を村の外に連れて行かれた。直った盲人に、彼を家に帰し、村に帰って行かないように、と言われた。
盲人の家は村にある。村は元の社会を示し、新しい生活に入るよう命じている。
クリスチャンの復興支援は、元の社会を再興するものであってはならない。

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人殺しオバマ [一言居士]

軍隊は人を救わない。
ビンラヴィンを生かしておけば、テロを誘発する。という論理はよくわかる。
しかし、オバマは人殺し に変わりはない。
我が身の権益を拡大するためには何でもござれ。
オバマは人殺しだ。

ヨウ素水を飲み下す矜持 [一言居士]

所詮、我々は原発建設を止められなかったのだ。体を張ってでも刺し違えてでも、子どもたちに渡す環境を守れなかった上に、電気をじゃぶじゃぶ。
いま、皮肉にも我々が敵対して来た者に原発の鎮火を委ねている。「責任をとれ」とがなり立てて。何より同胞の作業者の被曝を賭しての働きに委ねるしかない。
安全な水を食糧をと叫べるのは祝島や大間で今も体を張っている方々だけでしょう。
せめて、ヨウ素水を飲み下す矜持くらいは持ちたいものだ。そうして言おう『どうだ、石原。お前も一杯。これがリスクの味だ』

行動する良心たれ/5・3憲法集会 [憲法・教育基本法]

伊藤千尋さんの講演で、
行動する良心たれ、行動しない良心は悪の側にいる (金大中)
を紹介されていた。

NHKラジオの18時のニュースで集会の様子と志位、福島さんのメッセージが紹介されていた。
昔は全く無視だったからなあ。

緒方貞子-難民支援の現場から/東野真 [本]

緒方さんはすべての幹部の意見を辛抱強く聞いていました。あえて原則を踏み越えるべきだという意見もありましたが、もしそれをやったら非常に危険な前例になると助言する者もいました。2,3時間聞いていたでしょうか。緒方さんが最後に決断してこう言いました。『私はやることに決めました。彼らが国境を越えようと越えまいと、UNHCRは被害者とともに、そして被害者の傍らにいるべきなのです』。これは緒方さんの大きな決断だと思います。(p41)

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